参加者が、グループ内の自己選択に起因する偏向を減らすためにランダム
に実験的(例えば、微量栄養素への露出)グループおよび、コントロールグループ(例
えば、プラシーボ対照)に選ばれる実験。
少なくとも1つのアクティブな治療グループ(例えば、ビタミンを摂取中)とコント
ロール(例えば、プラシーボ)との比較臨床試験 。RCTにおいては、参加者はランダ
ムに実験対象として選ばれあるいは、コントロールグループ(例えば、プラシーボ対
象)に選ばれて、研究が終了するまでアクティブな治療を受けているのか、プラシーボ
を投与されているのかは知らされることはありません。治療を管理している調査者と参
加者の何れも、どの参加者が実験的な治療を受けているかまた、誰がプラシーボを投与
されているかが判らない「二重盲検法」と呼ばれる方法を採用しています。RCTは常にプロスペクティブ(前向き)研究です。
RCTの薬物研究における究極の判断基準は、偏向リスクが最小化されるので質
が高いと考えられます。RCTは、証拠を提供することができて、因果関係(仮説テス
ト)を構築することができます。
制限:
RCT は如何なる食事への露出もないことから、微量栄養素摂取の効果を対照群と比較するこ
とが不可能なので、RCTは即物的に栄養素に適用することができません。これまで、
比較(即ち、微量栄養素を投与する場合と、投与しない場合の)の基準を確立する測定
基準も比較(即ち、微量栄養素効力のための)も入手できませんでした。