ニュース

カナダにおける長期介護施設への入所時の高齢者の13.8%は、ビタミンB12が不足しています。これらのレベルは、入所後約1年間で7%に低下。

3月 15, 2016

NUTRI-FACTS Author

高齢者は、加齢による吸収能力の減少によりビタミンB12欠乏症の潜在的な危険性が増加します。ビタミンB12欠乏症は、血液や神経系に広範囲な異常を引き起こす可能性があります。カナダにおける最新の多施設研究では、長期介護施設への入所時および居住1年後にビタミンB12欠乏の程度を明らかにします。

ビタミンB12、またはコバラミンは、血液細胞、神経鞘およびタンパク質の形成のために必要です。欠乏症は、悪性貧血や神経障害につながる可能性があります(2)。ビタミンB12は、葉酸の再生に重要でメラトニン(睡眠- 覚醒サイクルを調節するために重要)の生成に関与しています。高齢者は、加齢による吸収力の減少からビタミンB12欠乏の潜在的リスクが増加します。

カナダ(1)からの新しい研究では、全国8拠点で長期介護施設への入院時の高齢者のビタミンB12の状態を調査しました。ステータスが測定され、その後、入院後約1年目に再評価されました。

長期介護施設で行われたいくつかの研究では、以前は8〜34%(1)のビタミンB12欠乏症の有病率を示しました(1)。現在の研究では(1)、入院時の欠乏の発生率(˂156 pmol/LL)は平均13.8%でしたが、その範囲は4.1%~27.1%でした。介護施設への一年間の入所後、ビタミンB12欠乏のレベルは7%で、ほぼ半分に減少しました。その期間の欠乏症の新規症例の発生率はわずか4.2%でした。結果は、カナダにおける高齢者のための提供医療はビタミンB12欠乏症の兆候を認識し治療することが可能であることを示しています。

参考文献

  1. Pfisterer KJ, Sharratt MT, Heckman GG & Keller HH; 「オンタリオの長期介護施設に居住する高齢者におけるビタミンB12 ステータス:保護因子としてのサプリメント投与の伴う欠乏症の有病率と発症率」; Appl. Physiol. Nutr. Metab. 2016; 41: 1–4; dx.doi.org/10.1139/apnm-2015-0565
  2. NUTRI-FACTSウェブサイト (2016年1月28日アクセス) www.nutri-facts.org/eng/vitamins/vitamin-b12-cyanocobalamin/at-a-glance/