β-カロテン

供給状況

β-カロテン摂取量は多様で、人口における正規分布はありません。先進国における大多数の人々は、推奨摂取量を下回る1日当たり1~2ミリグラムの範囲で摂取しています。

ヨーロッパでの食物給源からのβ-カロテンの概算平均摂取量は、1日当たり1.5~1.8ミリグラムの範囲にあると報告されています(41)

第一回ドイツ全国栄養素摂取研究(German National Consumption Study)では、β-カロテンの全体の平均摂取量は1日当たり辛うじて2ミリグラムで、人口の半分が平均摂取量を下回っておりかつ、人口のほぼ四分の一が著しく推奨摂取量(43) を下回る1日当たり1ミリグラム未満(42)でした。第二回ドイツ全国栄養素摂取研究(German National Consumption Study)では、ドイツとヨーロッパにおけるその他の研究(41)との間に明確なコントラストを示す1日当たり平均4.5ミリグラムのβ-カロテン摂取量と推定されました(44) 。

平均的な全体のβ-カロテン摂取量の大部分は色素を含む食物(1日当たり1~2ミリグラム)、主として果物をベースにした飲み物から得られます(45, 46)。β-カロテンによって強化された飲食物の摂取に関するデータは入手できません。

業界団体の計算によると、2006年度の強化飲料の「多飲者」におけるβ-カロテンの最高摂取量は1日当たり2~3.5ミリグラムでした。1998年に行われた「ロバートコッホ研究所」による健康調査では、回答者の約1%がβ-カロテンを含む栄養補助食品を摂ったことを示しました (47) 。β-カロテンの平均投与量は1日当たり1.6ミリグラムでした。全被面接者の0.06% が、β-カロテンを含む1つ以上のサプリメントを摂取していると回答しました。

米国では、男性により摂取されるビタミンAの約26%および、女性によって摂取されるビタミンAの34%がβ-カロテンを主とするプロビタミンAカロテノイドの形で摂取されています(1)。現在米国で摂取されているβ-カロテンの量は1日当たり約1.5ミリグラムで、これは推奨摂取量を下回っておりまた、喫煙者に対して身体的悪影響をおよぼす恐れがあるとされる摂取量(1日当たり20ミリグラム)を遥かに下回っています。