ルテインおよび、ゼアキサンチン

ルテインとその姉妹化合物ゼアキサンチンは先進国において最も豊富なカロテノイドの2つです。両者の名称は、天然の黄色(ラテン語の「luteus-黄色」および、ギリシャ語の「黄色」を意味する「xanthos」)に由来しています。

これらのカロテノイドは、特に緑色葉物野菜に集中的に含まれています。これらの食物には特徴的に多数の他の色素が含まれているので、ルテインおよび、ゼアキサンチンの黄色は主色ではありません。

人体はルテインとゼアキサンチンを産生できないので、食物から摂取する必要があります。ルテインは眼球、血液、皮膚、脳および、乳房に存在します。

β-カロテンと異なり、ルテインとゼアキサンチンは人体内でビタミンA(レチノール)に変換ができません。

ルテインとゼアキサンチンは、抗酸化物質としてフリーラジカル(遊離基)の細胞損傷効果から潜在的に人体を保護し疾病予防特に、加齢性眼疾患を食い止める働きをします。

保健機能

カロテノイドは、スペクトルの可視域で光を吸収することができます (1) 。ルテインとゼアキサンチンは効率的に眼球内に到達する青色光を吸収します。抗酸化物質として、重要な視覚構造に達する青色光量を減らして光誘起性の酸化損傷から眼を保護することができます(2)。

疾病リスクの軽減

ルテインとゼアキサンチンの食物摂取は、58,000人以上のオランダ人を対象とする6年間にわたる研究で肺ガンの発症リスク減少に効果があることが判明しましたが(3)、他の研究ではこの関連性は立証できませんでした (β-カロテンも参照してください)。

詳しく見る

ルテインとゼアキサンチンについて知っておくべきこと

  • その他の適用例

    複数の研究では、ルテインとゼアキサンチンが加齢性黄斑変性症(AMD)および、白内障形成のリスクを低減させる可能性を示唆しています。

  • 推奨摂取量

    科学的データが不足していることから、現在ルテインとゼアキサンチンについての推奨食物摂取量は設定されていません。

  • 供給状況

    現在、入手できるルテインとゼアキサンチンの摂取データは極めて限定されています。

  • 欠乏症

    ルテインあるいは、ゼアキサンチン欠乏症についての定義は未だ確立されていません。

  • 給源

    ルテインとゼアキサンチンは様々な果物と野菜に存在します:ほうれん草とケールのような暗緑色葉物野菜は特にルテインとゼアキサンチンの豊富な給源です。

  • 安全性

    ルテインとゼアキサンチンについては毒性あるいは、副作用は報告されていません(25, 26)。

  • 参考文献

    科学的参照の完全なリストを参照してください