リコピン

リコピンはカロテノイドで野菜(例えば、トマト)および、果物(例えば、ピンクグレープフルーツ、アプリコットおよび、スイカ)などの赤色素です。

 

リコピンは植物および、微生物によって合成されますが、人体内あるいは、動物では合成されません。リコピンはβ-カロテンや他の食物カロテノイドに比較して天然大量に存在し、ヒトの血液内で最も重要なカロテノイドです。リコピンは、脂肪性物質の中で分解する傾向があるので、血液リポタンパク質、皮膚、肝臓、肺および、前立腺などの器官に結集します。

 

リコピンは単なる色素ではありません;リコピンは強力な抗酸化物質です。その抗酸化特性により、科学的研究と臨床研究がリコピン摂取と総体的な健康との関連性の解明に集中的に向けられてきました。

 

β-カロテンと異なり、リコピンは人体内でビタミンA(レチノール)への変換が不可能です。

保健機能

生体外の研究では、リコピンが心臓疾患、ガンおよび、その他の疾病の発症を引き起こすと考えられる一重項酸素を失活させることにより酸化効果を潜在的に抑制するカロテノイド中の最も効果的な抗酸化物質であることを立証しています(1)。

疾病リスクの軽減

数多くの研究では、リコピンの抗酸化作用の可能性とリコピンを含有する食物の高用量摂取とガンや心血管疾患発症リスク減少の相互関係を証明しています。研究のほとんどは、トマトの摂取に関する報告に基づいています。

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リコピンについて知っておくべきこと

  • 推奨摂取量

    リコピンについての食事摂取基準量は確立されておりません。

  • 供給状況

    現在、リコピン摂取データで入手できるものは非常に限られています。

  • 欠乏症

    リコピン欠乏症についての定義は未だ確立されていません。

  • 給源

    トマト、ピンクグレープフルーツ、スイカおよび、グアバが赤いのはリコピンのためです。多くの国々では、食物中のリコピンの大部分はトマトソース、トマトペーストおよび、ケチャップなどのトマト関連製品からもたらされます。

  • 安全性

    リコピンの健康を害する効果は報告されていません (12) 。

  • 参考文献

    科学的参照の完全なリストを参照してください