ビタミン B3

ナイアシンまたは、ニコチン酸として知られているビタミンB3は、補酵素ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド(NAD)とニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド・リン酸(NADP)を形成するため、ニコチンアミド(ナイアシンアミドとも呼ばれる)として人体に吸収される水溶性ビタミンです。名前は似通っていますが、どの形の物質も「たばこ」でのいわゆるニコチンとは関連していません(1)

 

ニコチン酸は、アミノ酸トリプトファンから人体内で合成されるので、十分な食物摂取によるトリプトファンの供給が可能である場合は、ビタミンとしてみなされません。

保健機能

生命有機体が使うエネルギーのほとんどは、電子の転送に関連していて酸化還元(レドックス)反応から産生されます。「レドックス反応」のための電子の受取と放出をもっぱら行うため、約200個の酵素がビタミンB3(ナイアシン)補酵素、NADおよびNADPを必要とします。

疾病リスクの軽減

生体外(細胞培養)研究では、ビタミンB3(ナイアシン)補酵素NAD含量がガン発症の重要なリスク因子となるDNA損傷への細胞性応答に影響するという証拠が明らかになっています(4, 5, 6).

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ビタミンB3について知っておくべきこと

  • その他の適用例

    Coronary Drug Project (CDP, 冠動脈薬剤プロジェクト) は、6年にわたって心臓発作(「心筋梗塞」)の病歴を持つ8,000人を超える男性を追跡調査しました(13)。

  • 推奨摂取量

    健康増進および、慢性疾患防止のためのビタミンB3(ナイアシン)の最適摂取量は未だ明確ではありません。

  • 供給状況

    多くのヨーロッパ諸国からの摂取データは、成人(20~40ミリグラム/日)のためのビタミンB3(ナイアシン)の平均的な摂取量が推奨摂取量を超えていることを示しています(23).

  • 欠乏症

    ナイアシン欠乏症の最も一般的な症状は、皮膚、消化器系および、神経系に関連しています(2).

  • 給源

    ビタミンB3(ナイアシン)の優れた給源には、イースト、肉、鶏肉、赤身の魚(マグロ、鮭)、シリアル、マメ科植物および、各種種が挙げられます。ミルク、緑色葉物野菜、コーヒーおよび、紅茶などもまた、ナイアシンを相当量含んでいます(3).

  • 安全性

    食物摂取からのビタミンB3(ナイアシン)が健康に対する副作用を及ぼさないとする一方、病気治療のためのナイアシンの生成時の副作用が報告されています(22)。

  • 参考文献

    科学的参照の完全なリストを参照してください