ビタミンD // カルシフェロール

保健機能

ビタミンDは人体におけるカルシウム の効率的な利用に必須です(1)。血中カルシウム濃度の維持は、骨増殖と骨密度の維持のみならず、神経系の正常な機能にとって極めて重要です。

カルシウム濃度があまりにも低下すると、ビタミンD受容体(VDR)と結合する1,25(OH)2Dの産生を刺激し、ひいては1)消化管における食物カルシウムの吸収の増加、2)腎臓により濾過されるカルシウム吸収の増加および、3)食物カルシウムが不足した場合骨からのカルシウム動員により血中カルシウムを正常化する遺伝子表現に影響を与える可能性があります(6)

細胞の分化は、特定の機能の特殊化をもたらします。一般的に、分化プロセスは細胞分裂の速度の減速につながります。急速な細胞分裂(「増殖」)は、成長と創傷治癒にとって重要ですが、特定の変異を伴う制御されない細胞の増殖はガンのような疾病を引き起こす可能性があります。ビタミンDの活性体、1,25(OH)2Dは、増殖を抑制し、細胞の分化を刺激します(1)

1,25(OH)2D形のビタミンD は、強力な免疫システム?モジュレーターです。1,25(OH)2D が、先天性免疫を強化し、自己免疫の進行を抑制する可能性のある免疫機能への様々な効果をおよぼす科学的な証拠があります(7).

動物実験では、1,25(OH)2D がインスリン需要の増加状態下 (8)でインスリンの分泌において役割を果たすことを示す一方、ヒトにおける限られたデータでは、不十分なビタミンDレベルがインスリンの分泌と2型糖尿病における耐糖能に悪影響をおよぼす可能性を示唆します(9, 10, 11)

マウスでの研究では、酵素レニンのためにコード化された遺伝子表現が1,25(OH)2Dにより抑制されることを示唆します(12)。レニンは、いわゆる「レニン-アンジオテンシン?システム」により血圧調節において重要な役割を果たしています(13, 14)。「レニン-アンジオテンシン?システム」の不適当な活性化が、幾つかの形の高血圧症の原因となっていると考えられるので、適切なビタミンDレベルを維持することは高血圧症のリスク軽減のため極めて重要と考えられます。

欧州委員会などに科学的助言を行う欧州食品安全機関 (EFSA)は、以下に貢献するビタミンDの食物摂取に関連する明確な健康上の利点が、確立されていることを裏付けました:

  • 正常な骨格と歯の維持;
  • 免疫系の正常な機能と健全な炎症反応;
  • 正常な筋肉機能の維持;
  • カルシウムとリンの正常な吸収/利用と正常な血中カルシウム濃度の維持;
  • 正常な細胞分裂。

さらに、ビタミンDプラスカルシウムは、正常な骨の維持のため必要です。更に、ビタミンDプラスカルシウムは、正常な骨の維持のため必要です。