ミネラル // マグネシウム

安全性

マグネシウムを過剰に摂取した場合の副作用(例えば、下痢)がマグネシウムサプリメント摂取で観察されています。

腎臓機能障害を発症した患者は、マグネシウムサプリメントの副作用によってハイリスク状態にさらされることがありまた、マグネシウムの毒性の兆候はマグネシウムを含む下剤あるいは、制酸剤の適量摂取でも腎臓機能障害の患者に表われます。

マグネシウムの血清濃度の上昇(高マグネシウム血症」)は、血圧の低下(「低血圧症」)に陥る恐れがあります。眠気、精神錯乱、正常心拍の乱れおよび、腎臓機能の低下などのマグネシウム毒性の後遺症が重篤な低血圧症につながります。高マグネシウム血症が進行すると、筋力低下と呼吸困難を発症する恐れがあります。重篤な高マグネシウム血症は、心停止を起こすことがあります(3, 4)

許容上限摂取量

欧州食品安全機関は、食物サプリメントを通してのマグネシウム摂取のための許容上限摂取量 (UL)許容上限摂取量(UL)を以下のように設定しました(58)

年齢グループUL (ミリグラム/日) 
 小児 1~3 才設定不能 
 小児 4~13 才250 
 青少年 14~18才250 
 成人250* 

* このULは、妊婦および、授乳中の母親にも適用されます。

米国食品栄養委員会は、ほとんど全ての個々人において下痢もしくは、胃腸障害のリスクを引き起こすことのない毎日のマグネシウムサプリメント摂取の最大レベルをマグネシウムのための許容上限摂取量 (UL)許容上限摂取量として設定しました(4)。マグネシウムの食物摂取のためのUL表示はありません;マグネシウムサプリメントについてのみです:

年齢グループ

 UL (ミリグラム/日) 
 乳児生後 0~12 ヶ月設定不能* 
 小児 1~3 才65 
 小児 4~8 才110 
 小児 9~13 才350 
 青少年 14~18 才350 
 成人 19 才以上350 

*給源は食物および、フォーミュラに限定されます。

医師は特定の内科的疾患のための高用量投与においてマグネシウムを処方することができます。 

薬物間相互作用

以下に留意ください: 
B相互作用の可能性があるため、栄養補助食品は、摂取に先立って必ず医師にご相談ください。