ビタミンB1// チアミン

推奨摂取量

ビタミンB1(チアミン)がエネルギー活性を促進することから、ビタミンB1の所要量は、活動レベルに大きく左右されるエネルギー摂取と密接に結びついてきます。推奨摂取量は、平均的なカロリー摂取に基づいています。

1993年、ヨーロッパ 食品科学委員会は、ビタミンB1(チアミン)の参照摂取量(PRI)を1日当たりミリグラム(mg)単位で設定しました (14):

年齢  男性: リグラム/日女性: ミリグラム/日
 生後6~12 ヶ月0.30.3
 1~3 才0.50.5
 4–6 才0.70.7
 7–10 才0.80.8
 11–14 才1.00.9
 15–17 才1.20.9
 18 才以上1.10.9
 妊婦-1.0
 授乳中の母親-1.1

1998年に、米国食品栄養委員会(FNB)は、ビタミンB1(チアミン)の推奨栄養所要量(RDA)を一般の健康な個人(15)の不足防止に基づいて設定しました:

Lライフステージ年齢男性: ミリグラム/日女性: ミリグラム/日
 乳児生後0~6 ヶ月0.2 (AI)0.2 (AI)
 乳児 生後7~12 ヶ月0.3 (AI)0.3 (AI)
 小児 1–3 才0.50.5
 小児 4–8 才0.60.6
 小児9–13 才0.90.9
 青少年14–18 才1.21.0
 成人19 才以上*1.21.1
 妊婦全年齢-1.4
 授乳中の母親全年齢-1.4

* 成人の場合、平均的なカロリー摂取に基づいてRDAは1,000キロカロリー当たり0.5ミリグラムでこれは、女性の場合1日当たり1.0~1.1ミリグラムまた、男性の場合1日当たり1.2~1.5ミリグラムのそれぞれの範囲に相当します。

 

複数の研究では、高齢者人口 (16) について食物摂取不足とチアミン不足が認められるところから、高齢者については、少なくとも1日当たり1.5ミリグラムのチアミン摂取が推奨されます。

世界各国と様々な団体によって策定された成人のためのビタミンとミネラルの一日当たり推奨摂取量(PRI/RDA)の概要詳細については PDFを参照してください。