ビタミンB2 // リボフラビン

その他の適用例

以下に留意ください:

微量栄養素の高用量投与による如何なる食事療法あるいは、薬物療法も人体自身の制御機構を抑制してしまう可能性があります;従って、微量栄養素療法は潜在的な副作用と毒性に関連性があるかも知れません。高用量の微量栄養素の投与は医学的監督なしで行われるべきではありません。

片頭痛

脳内のミトコンドリア酸素代謝障害が片頭痛の発症の原因になっている可能性のある証拠があります。ビタミンB2 (リボフラビン)がミトコンドリアの電子伝達系のフラビンタンパク質が必要とするフラボ補酵素の先駆体であることから、リボフラビンサプリメント投与が片頭痛の治療方法として調査されています。

ランダム化プラシーボ比較試験は、片頭痛頻発(13) 履歴のある54人の男女の片頭痛防止のための1日当たり400ミリグラムのリボフラビン投与の効果を3ヶ月間調査しました。有益な効果は治療開始から3ヶ月目に最も顕著でしたが、発作頻度と頭痛日数を減らすと言う点でプラシーボより遥かに良い結果が認められました。

これらの発見は予備的ではありますが、現在までの殆どの研究からのデータは、リボフラビンサプリメント投与が片頭痛防止における薬理学的療法への有益な補助治療である可能性を示唆しています。