ビタミンB5 (パントテン酸) には人体に及ぼす毒性はないものとされています。注目される唯一の副作用は、1日当たり10~20グラムのカルシウムDパントテン酸塩の高用量摂取に起因する下痢です (17)。しかし、2ヶ月間1日当たり10ミリグラムのビタミンB7(ビオチン)と1日当たり300ミリグラムのパントテン酸の併用投与を受けた老齢の女性患者に命にかかわる「好酸球性胸水」の発症が認められた事例報告が一件あります (18)。
悪影響に関するリポート不足のため、パントテン酸のための摂取量(UL)の許容上限摂取量は確立されていません (12, 13)。
パンテチンは一般に1日当たり最高1,200グラムまでの摂取が許容されています。しかし、吐き気や胸焼けなど胃腸関連の副作用は報告されています(19)。
以下に留意ください:
相互作用の可能性があるため、栄養補助食品は、摂取に先立って必ず医師にご相談ください。