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ビタミン B5

パントテン酸として知られるビタミンB5は、全ての生命体に不可欠です(1)。全ての生体細胞内全般に含まれる物質であることから、その呼び名は「どこにでも」を意味するギリシャ語の「pantos」に由来します。パントテン酸は、多くの化学反応における生命維持に必要な補酵素、「補酵素A」(CoA)の形で存在します(2)

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ビタミンB5について知っておくべきこと

  • 推奨摂取量

    最適な健康状態を促進するあるいは、慢性疾患を防止するために必要なビタミンB5食物摂取量に関してはほとんど解明されていません。 続きを読む

  • 供給状況

    国民栄養調査では、ヨーロッパ諸国はビタミンB5(パントテン酸)食物摂取が1日当たり3~12ミリグラムの範囲で1日当たり4~7ミリグラムであると推定しています (13) 。 続きを読む

  • 欠乏症

    ビタミンB5(パントテン酸)欠乏症は、パントテン酸抑制因子および、パントテン酸欠乏食の実験的な併用投与で人為的に引き起こされる場合に限られます。 続きを読む

  • 給源

    ビタミンB5(パントテン酸)は、肝臓や腎臓、酵母、卵黄、ブロッコリーなど、さまざまな食品に含まれています。魚、甲殻類、鶏肉、ミルク、ヨーグルト、マメ科植物、キノコ、アボカド、サツマイモも良い供給源です。 続きを読む

  • 安全性

    ビタミンB5 (パントテン酸) には人体に及ぼす毒性はないものとされています。注目される唯一の副作用は、1日当たり10~20グラムのカルシウムDパントテン酸塩の高用量摂取に起因する下痢です (17)。 続きを読む