最適な健康状態あるいは、慢性疾患を防止するために必要なビオチン食物摂取量に関してはほとんど確認されておりません。
ヨーロッパ食品科学委員会は、ビタミンB7(ビオチン)所要量が正確に予測できなかった時期に、成人のためのビオチン基準値を1日当たり15~100マイクログラムに決定しました(25)。乳児にとって母乳によって与えられる量が適正であることを前提として、乳児のための通常の食物摂取はその基礎となります。
米国食品栄養委員会(FNB)は、ビタミンB7のRDAを計算する場合、既存の科学的な証拠が不十分であった時期に、1998年に食物所要量を満たすべき摂取目安量(AI)設定しました (1):最適な健康状態あるいは、慢性疾患を防止するために必要なビオチン食物摂取量に関しては確認されておりません。
ライフステージ | 年齢 | 男性: (マイクログラム/日) | 女性: (マイクログラム/日) |
乳児 | 生後0~6ヶ月 | 5 | 5 |
乳児 | 生後7~12ヶ月 | 6 | 6 |
小児 | 1–3 才 | 8 | 8 |
小児 | 4–8 才 | 12 | 12 |
小児 | 9–13 才 | 20 | 20 |
青少年 | 14–18 才 | 25 | 25 |
成人 | 19 才以上 | 30 | 30 |
妊婦 | 全年齢 | - | 30 |
授乳中の母親 | 全年齢 | - | 35 |
世界各国と様々な団体によって策定された成人のためのビタミンとミネラルの一日当たり推奨摂取量(PRI/RDA)の概要詳細については PDFを参照してください。