ビタミンC // アスコルビン酸

欠乏症

原因

毎日僅か10ミリグラムのビタミンCによって不足は補われるので、重度のビタミンC欠乏症は先進国においては希です(3) 。しかし、極度に制限された食物摂取においては、子供および、高齢者に欠乏症が起こり得るケースがあります(42, 43)

症状

重度のビタミンC欠乏症は、潜在的に致命的な疾病である「壊血病」としても知られています。症状としては、出血および、傷ができ易いおよび、毛髪や歯の損失、関節痛および、腫脹などです。このような症状は、コラーゲンを含む血管、結合組織および、骨の衰弱に関連していると考えられます。疲労などの壊血病の初期症状は、脂肪からのエネルギー産生に必要なカルニチンの減少あるいは、神経伝達物質「ノルエピネフリン」の合成が減少することに原因がある可能性があります。