必須脂肪酸

安全性

許容上限摂取量

(missing translation goes here)

副作用

ガンマリノール酸(18:3n-6)

サプリメントとしてのガンマ-リノール酸は一般的に良好な耐容性を示しており、12ヶ月間にわたって1日当たり最大2.8グラムまでの投与について重大な副作用は観察されていません  (218) 。

ルリヂサ種子油、マツヨイ草オイルおよび、クロスグリ種子油の高用量投与は胃腸の不調、軟便あるいは、下痢を引き起こす可能性があります(216)

発作の病歴のある患者あるいは、発作性疾患を発症している患者は、通常マツヨイ草オイルや他のガンマ-リノール酸に富むオイルの摂取は避けたほうが良いと考えられます  (216) 。

アルファ-リノール酸(18:3n-3)

亜麻仁油は一般的に良好な耐容性を示していますが、高用量投与は軟便あるいは、下痢を引き起こす可能性があります(219)

亜麻仁および、亜麻仁油摂取については、アレルギーおよび、過敏症の反応が報告されています(220)

黄斑変性症リスク増加の可能性:

幾つかの研究が、DHAなどの特定のオメガ-3脂肪酸が黄斑変性症進行のリスクを軽減することを示したのに対し、短鎖オメガ-3脂肪酸についての他の複数の研究では、ALAの高用量投与が黄斑変性症進行のリスクを増加させる可能性を示唆しています。

これらの研究は決定的ではないので、潜在的なリスクを評価するためにはより多くの研究が必要明らかに、潜在的リスクを調査するためより多くの研究が必要とされます。

前立腺癌リスク増加の可能性:

幾つかの研究では、長鎖オメガ-3脂肪酸が幾つかのガン発症のリスクを減らす可能性を指摘しています。

対照的に、メタ・アナリシスでは、ALAなどの短鎖オメガ-3脂肪酸の高用量摂取が前立腺ガンの発症リスクを増やしまた、末期の結腸ガンの進行を促進する可能性を示唆します(100)

しかし、ヒトにおける前立腺ガンのリスクファクターを探索するよう特に設計された最新の研究と系統的検証でかかる関連性を確認できませんでした(101) 。

エイコサペンタエン酸(20:5n-3)およびドコサヘキサエン酸 (22:6n-3)

魚油あるいは、その他のEPA および、DHAサプリメントを使用した被験者において重度の副作用はほとんど報告されていません。米国保健機関は、長鎖オメガ-3脂肪酸の1日当たり上限3グラムまでの摂取はGRAS(一般に安全と認められる)と認めています(2). 魚油あるいは、EPA とDHAサプリメントの最も一般的な副作用は魚のような後味です。また、おくびと胸やけも報告されています。さらに、高用量投与は、吐き気と軟便を引き起こすことがあります。

出血多量の可能性:

高用量オメガ-3脂肪酸摂取、特にEPAとDHAが出血時間を引き延ばす可能性は十分研究されており、オメガ-3脂肪酸が心臓保護効果において役割を果たすことが指摘されています。過度に長い出血時間と脳梗塞発症リスクの増加は、EPA+DHA(1日当たり6.5グラム)の極度に高い摂取によるものと観察されていますが、EPAとDHAの高用量摂取が観察された症状を引き起こす唯一の因子であるか否かは解明されていません  (1) 。

米国医学研究所は、オメガ-3脂肪酸のための許容上限摂取量(UL)を設定しませんでしたが、特に、出血多量の危険の大きい患者について、EPAとDHAの使用の際には十分注意を払うよう勧告しました  (1) 。

免疫系抑制の可能性:

オメガ-3脂肪酸の摂取を増やすことによる炎症反応の抑制は炎症性疾患もしくは、自己免疫疾患を発症している患者にとって有効ですが、抗炎症性のオメガ-3脂肪酸の投与が疾病発症病原体(例えば、ウイルスあるいは、バクテリア)を破滅させる免疫系の潜在力を減少させてしまう恐れもあります(221)

測定された免疫反応抑制効果が、生体内の免疫反応障害を変えるか否かは明確ではありませんが、少なくとも、免疫系が損なわれている患者についてオメガ-3脂肪酸サプリメント投与を考慮するに当たっては十分に注意が払われるべきです(1)

リノール酸 (18:2n-6)

前立腺ガンリスク増加の可能性:
動物実験では、コーンオイル中に含まれる脂肪などのオメガ-6脂肪酸(リノール酸とアラキドン酸)が前立腺腫瘍細胞の増殖を促進することを示しました。ヒトにおける潜在的なガン促進効果を検証するため、更なる研究が必要です。

乳児用フォーミュラ

ランダム化比較試験では、最長1年間AAとDHAで強化されたフォーミュラで育てられた乳児における成長上何らの悪影響も確認されませんでした  (17, 18) 。

DHAで強化された乳児用フォーミュラの初期の研究において、EPAとDHAが豊富に含まれる魚油はDHAの給源として使用されました。しかし、何人かの早産児で魚油強化フォーミュラを摂取した乳児は血漿AA濃度が減少しその結果、成長の速度が減少しました(222)。この影響は正常な成長に不可欠なAAの合成を妨げる高濃度EPAの可能性が原因と考えられます。その結果として、EPAの含有量が減らされAAはDHA強化フォーミュラに添加されました。 現在入手可能な乳児用フォーミュラは、それぞれ菌類および、藻類から抽出されたAAおよび、DHAのみを含むかもしくは、レシオ3:1を上回るDHA/EPA魚油を含んでいます。

妊娠と授乳

ルリヂサ種子油、マツヨイ草オイルおよび、クロスグリ種子油および、亜麻仁油を含むサプリメントとしてのオメガ-3とオメガ-6脂肪酸の安全性は妊娠あるいは、授乳中(「授乳」)の母親においては未だ確認されておりません  (216) 。妊娠期間中および、授乳期間中における魚油サプリメント投与の研究では、何らの深刻な副作用は報告されていません。

魚に含まれる汚染物質

魚のある特定の種-特に大型の捕食魚(例えば、メカジキ)は、メチル水銀、ポリ塩化ビフェニール(PCB)あるいは、他の環境汚染物質を相当量含む可能性があります(44)。これらの毒性物質への過度な露出は、脳と腎臓への障害を引き起こす可能性があります。発育中の胎児、乳児および、幼児たちは、水銀の有毒な作用によって脳に損傷を受け易く無防備です。

料理に先立って魚の皮、脂肪および、内臓を取り除き、調理する間に脂肪が魚から流れ出るようにすれはPCBなどの多くの脂溶性汚染物質への露出を減少させることができます(223)。メチル水銀は魚の筋肉全般に含まれるので、料理に当たって相当の注意を払ったとしてもメチル水銀へ露出を減らすことは難しいでしょう。

発育中の胎児、乳児および、幼児のメチル水銀への露出を制限するために、保健機関は妊娠する可能性のある女性、妊婦および、授乳中の母親のために以下を提言しました(147) :

  • 高い濃度のメチル水銀を含むと思われる魚(例えば、サメ、メカジキ、ヨコシマサワラあるいは、金色フエダイ)を食さないこと。
  • 水銀の含有量がより少ないと思われる様々な魚(例えば、マグロ、シュリンプ、鮭、ナマズおよび、鱈)についても週当たり最大平均2回の摂取とすること。
  • 地域の湖、川および、沿岸の住民によって捕獲された魚の安全について、その地域当局の勧告をチェックすること。 

サプリメントに含まれる汚染物質

米国における複数の独立系研究所の分析では、市販のオメガ-3脂肪酸サプリメントには、メチル水銀、PCBおよび、ダイオキシンが含まれていないことを確認しました(224, 225, 226) 。一般に、魚体オイルはPCBや肝油より含まれる脂溶性汚染物の濃度は低く、オメガ-3脂肪酸サプリメントにメチル水銀が含まれいない事も水銀が魚の脂肪よりも筋肉の中に蓄積するという性質で説明できます  (2) 。さらに、精製度の高い魚油に含まれるPCBは低濃度です (227) 。

DHA 藻類オイルサプリメントは、汚染物質を含まない、「医薬品の製造管理および、品質管理に関する基準(GMP)- Good Manufacturing Practices 」に基づいて微細藻類から製造される植物性で持続可能なDHAの給源です。DHA 藻類オイルは遺伝子組み換え有機体から生成されるものではなく、共に清浄(コーシャ―)でハラールな食品です

潜在的な肝臓有毒物質と癌促進の化合物ピロリジジンアルカロイドがルリヂサ種子の様々な部分に含まれるので、ルリヂサ種子油サプリメントを摂取する人々は、ピロリジジンアルカロイドを含まないことが保証されている製品を採用すべきです(216)

薬物間相互作用

以下に留意ください:

相互作用の可能性があるため、栄養補助食品は、摂取に先立って必ず医師にご相談ください。

栄養素相互作用

ビタミンEなどの脂溶性抗酸化物質は、多価不飽和脂肪酸(PUFA)の酸化防止において重要な役割を果たします。PUFA (「脂質過酸化反応」)へのフリーラジカルの損傷効果を防止するために必要とされるビタミンEの量をPUFAの摂取量で補うことが推奨されます (1, 228) 。

広く一般に使用されている推奨摂取量は、食物PUFAの1グラム当たりビタミンE(アルファ-トコフェロール)0.6ミリグラムです。

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