微量元素 // 亜鉛

安全性

激しい亜鉛毒性の発散的発生は、亜鉛メッキ容器から放出された亜鉛によって汚染された食物あるいは、飲料の摂取の結果として起こります。

激しい亜鉛毒性の兆候は、腹痛、下痢、吐き気および、嘔吐です。亜鉛225~450ミリグラムの一回の投与で通常嘔吐を誘発します。

より軽度の胃腸障害は、1日当たり50~150ミリグラムの亜鉛サプリメント投与で起きることが報告されています(3, 4)

過度な亜鉛の長期摂取の重大な結果は銅欠乏症です:全体の亜鉛摂取量1日当たり60ミリグラム(50ミリグラムをサプリメントでまた、10ミリグラムを食物亜鉛で)で銅欠乏症の兆候が現れることが判明しています。

許容上限摂取量

欧州食品安全機関は、亜鉛摂取のための許容上限摂取量(UL)を以下の通り設定しました(65)

年齢 (才)

UL (ミリグラム/日)

 
 1–37 
 4–610 
 7–1013 
 11–1418 
 15–1722 
 成人25* 

 

*このULは、妊婦と授乳中の母親にも適用されます。

銅欠乏症を防止するため米国食品栄養委員会は、食物とサプリメントとしての亜鉛のための許容上限摂取量を以下の通り設定しました (3)

 

年齢グループ

UL 表示 ミリグラム/日

 
 乳児生後 0~6 ヶ月4 
 小児生後 7~12 ヶ月5 
 小児 1~3 才7 
 小児 4~8才12 
 小児 9~13 才23 

 青少年 14~18 才

34 
 成人 19 才以上40 

亜鉛の鼻腔内適用

鼻腔内のグルコン酸亜鉛を使用した後、嗅覚(「嗅覚喪失」)の損失を発症した患者の複数の事例報告がありました(45)。亜鉛に関連した嗅覚喪失が逆行不可能である恐れがあるので、亜鉛鼻腔ゲルとスプレーの使用は避けるべきです。

薬物間相互作用

以下に留意ください:

相互作用の可能性があるため、栄養補助食品は、摂取に先立って必ず医師にご相談ください。