ビタミンB3 // ナイアシン

その他の適用例

以下に留意ください:

微量栄養素の高用量投与による如何なる食事療法あるいは、薬物療法も人体自身の制御機構を抑制してしまう可能性があります;従って、微量栄養素療法は潜在的な副作用と毒性に関連性があるかも知れません。高用量の微量栄養素の投与は医師の指示に従って行われなければなりません。

高コレステロール症および、循環器疾患

Coronary Drug Project (CDP 冠動脈薬剤プロジェクト) は、6年にわたって心臓発作(「心筋梗塞」)の病歴を持つ8,000人を超える男性を追跡調査しました(13)。プラセボ投与グループに比較して、1日当たり3グラムのビタミンB3(ニコチン酸)の投与を受けたグループは、全体の血液中コレステロール値が10%減少、トリグリセリドについては26%減少、再発性の非致死心筋梗塞については27%減少および、脳梗塞(「脳血管」イベント)については26%の減少が認められました。
9年間に及ぶ実験後の追跡調査では、ニコチン酸治療によって全体の死亡率の10%が減少することが明らかになりました。

5つの内の4つの主要な循環器系治療結果実験で、他の療法との組み合わせによるビタミンB3(ニコチン酸)の投与は、男性と女性について統計的に明らかに有効であることが証明されました (14).

血中脂質プロフィールにおける変化(例えば、HDLコレステロール値の増加および、LDLコレステロール値の減少)に潜在的に関連するビタミンB3(ニコチン酸)の高用量投与の心臓保護効果を生かすため、他の脂質低下薬との組み合わせで使用されています:ランダム化比較試験では、ニコチン酸(1日当たり2~3グラム)とコレステロール低下薬(シンバスタチン)の組み合わせで、冠動脈疾患や低HDLコレステロール値の患者でのプラセボ投与に比較して、心筋梗塞や脳梗塞などの心臓血管系イベントにおいて極めて大きな利点をもたらすことが判明しました(15)。ナイアシンの効果は、用量に左右されます(16, 17)

コレステロール低下効果のために必要とされる投与は栄養素ではありますが、ビタミンB3(ニコチン酸)の使用はあたかも治療薬のように取り扱われなければなりません。患者は、ニコチン酸による療法を受けるに当たって、潜在的な人体への副作用を最小化すると同時に、最大の治療効果を得るため、あくまでも適格な医師の指示に従うべきです。

HIV / エイズ

後天性免疫不全症候群(AIDS)を発症せしめる人免疫不全ウイルス(HIV)への感染がビタミンB3(ナイアシン)欠乏症のリスクを増大させるという仮説が立てられています(18)。281人のHIV陽性男性患者での観察研究では、高用量ナイアシン摂取がエイズの進行速度を遅くしまた、生存率を改善したことが判明しています(19)

真の効果の是非を決定するためには、より多くの研究が必要とされます。

骨粗しょう症

1つの予備的な研究では、ニコチンアミドが、関節可動性を増大させて、非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)の必要投与量を減らす一方、関節炎の症状を改善する可能性を示唆しました(20).

 

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