1993年、ヨーロッパ 食品科学委員会は、ビタミンDの参照摂取量(PRI)を1日当たりマイクログラム(mcg)単位および、国際単位(IU)で設定しました(60):
年齢 | 男性: マイクログラム/日 (IU/日) | 女性: マイクログラム/日 (IU/日) |
生後6~12 ヶ月 | 10–25 (400–1,000 IU) | 10–25 (400–1,000 IU) |
1–3 才 | 10 (400 IU) | 10 (400 IU) |
4–10 才 | 0–10 (0–400 IU) | 0–10 (0–400 IU) |
11–17 才 | 0–15 (0– 600 IU) | 0–15 (0–600 IU) |
18-64 y才 | 0– 10 (0–400 IU) | 0–10 (0–400 IU) |
65 才以上 | 10 (400 IU) | 10 (400 IU) |
妊婦 | - | 10 (400 IU) |
授乳中の母親 | - | 10 (400 IU) |
しかし、ほとんどのヨーロッパ諸国では、人口の大部分かあるいは、特定の集団の日光への露出が不十分である可能性を認識しているためビタミンD摂取については独自の推奨量を設定しています。
2010年に、米国医学研究所は、欠乏症防止に基づいたビタミンDのための推奨栄養所要量(RDA)値を確立しました(96):
ライフステージ | 年齢 | 男性: (マイクログラム/日) (IU/日) | 女性: (マイクログラム/日) (IU/日) |
乳児 | 生後0~6 ヶ月 | 10 (400 IU) | 10 (400 IU) |
乳児 | 生後7~12 ヶ月 | 10 (400 IU) | 10 (400 IU) |
小児 | 1–3 才 | 15 (600 IU) | 15 (600 IU) |
小児 | 4–8 才 | 15 (600 IU) | 15 (600 IU) |
小児 | 9–13 才 | 15 (600 IU) | 15 (600 IU) |
青少年 | 14–18 才 | 15 (600 IU) | 15 (600 IU) |
成人 | 19-70 才 | 15 (600 IU) | 15 (600 IU) |
成人 | 71 才以上 | 20 (800 IU) | 20 (800 IU) |
妊婦 | 全年齢 | - | 15 (600 IU) |
授乳中の母親 | 全年齢 | - | 15 (600 IU) |
多くの専門家は、AIレベルを増加させるべきであると考えています (62, 63, 64, 94)。専門家たちは、1ミリリットル当たり30ナノグラム以上(1リットル当たり75ナノモル)の最適25(OH)D血中濃度を提唱しました。この濃度を達成するためには、サプリメント投与研究に示される通り、少なくとも1日当たり800~1,000 IU(20~25マイクログラム)のビタミンD摂取が成人と高齢者に必要とされます。
さらに、米国小児科学会は、最近全ての幼児、子供および、思春期の子供のためのビタミンD摂取量を1日当たり400 IUに増加させました(65)。
世界各国と様々な団体によって策定された成人のためのビタミンとミネラルの一日当たり推奨摂取量(PRI/RDA)の概要詳細については PDFを参照してください。